今回は、久々にフルーツの記事です。
梨は、以前も「幸水」「二十世紀」「新星」など色々な種類を紹介しましたが、今回は「洋梨」のラ・フランスを紹介です。
ラ・フランスとは
不正円の果実で果皮部には斑点がある。外観は良くないが大変香りが良く、濃厚な甘みと滑らかな舌触りで、上品な味である。
1864年に、フランスのクロード・ブランシェ (Claude Blanchet) が発見した品種で、日本へは1903年(明治36年)に農商務省農事試験場園芸試験地(静岡県)へ食用としてではなく、受粉用として導入された。日本では盛んに栽培されているが、本国フランスなどヨーロッパ各国では、気候が合わなかったためにほとんど生産されていない。
ラ・フランスは日本独自の呼び名で、本国フランスでの品種名は発見者の名を取り、Claude Blanchetとなっている。
収穫は実の固いうちに行われる。収獲直後の実は堅く甘味もなくまずい。収穫後に常温で10日から2週間程度追熟されることで初めて生食に適すものになる。追熟の間、果実に含まれるデンプンが分解されて果糖、ショ糖、ブドウ糖などの糖となることで甘味が増し、ペクチンのゲル化により舌触りの滑らかさが増す。一段と芳香が強くなり、赤ん坊の頬くらいの柔らかさになったときが食べごろである。冷蔵庫などで冷却することにより、追熟を中断することもできるが、一旦食べごろを迎えると一気に熟成が進む。生っているときに枝に近い部分が褐色を帯び柔らかくなってから1日程度が完熟の目安である。
日本における主な産地は山形県、長野県で、10月上旬-中旬頃収穫され、11月上旬-中旬にかけて食べ頃となる。山梨県富士川町では、珍しいラ・フランス狩り観光農園がある。収穫時期は9月下旬-と主産地より早い。
タルト・ジュース・ジャムの原料に使われている。
"ラ・フランス" 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
"最終更新 2017年4月19日 (水) 01:27" UTC URL: http://ja.wikipedia.org/
名前に「フランス」と付くのにヨーロッパでは、ほとんど栽培されていないっていうのが驚きですね。
しかも、「ラ・フランス」って名前は、日本独自の呼び方だったなんてのも、ビックリです。
栄養価
日本梨と比較して食物繊維が豊富で、日本梨の2倍含まれています。また、水分は、日本梨より若干少なく、その分糖質を多く含むため、カロリーがやや高いです。
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