柿渋塗り|古民家リフォーム


今回は、古くなった柱や棚等の木材をヤスリで磨いて柿渋を塗っていく工程です。
祖父は、病気になる前はかなりのヘビースモーカーだったので、柱がヤニや日焼けで黄ばんでいました。

ヤスリで磨く

まずは、電動ヤスリで柱を磨いていきます。


柱上部が磨く前、柱下部が磨いた後の状態です。
柱を磨くと一気に新品同様の色に生まれ変わります。
ちなみに、紙ヤスリは#400を使用しています。あまり、荒いヤスリを使用すると柱に傷が付きますので、気をつけてください。


ヤニだらけの棚が一気に新品同様の色になりました。

柿渋塗り

次は、ヤスリで磨いた柱に柿渋を塗っていきます。

柿渋とは

柿渋(かきしぶ)は、渋柿の未熟な果実を粉砕、圧搾して得られた汁液を発酵・熟成させて得られる、赤褐色で半透明の液体。
柿タンニンを多量に含み、平安時代より様々な用途に用いられて来た日本固有の材料である。
発酵によって生じた酢酸や酪酸等を原因とする悪臭を有するが、20世紀末には新しい製法により精製され、悪臭が完全に取り除かれた無臭柿渋も誕生している。

"柿渋" 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
"最終更新 2017年2月24日 (金) 17:13" UTC URL: http://ja.wikipedia.org/

柿渋は、古く平安時代から自然塗料として使用されており、防水・防腐・防虫・消臭と万能な効果があります。
また、塗ってから時間の経過とともに発色していきますので、風合いの変化を楽しむこともできます。
最近では、DIYブームでオイルステインが流行りでもありますが、今回は和室ということもあり日本古来の柿渋で塗りました。


柿渋を塗った後が、こんな感じ。
かなり風合いが出ておりますね。今回は、原液のままで塗ったので、時間が経つとかなり濃い色になってくるんじゃないかと思います。
壁を漆喰で塗るつもりなので、柱の色は濃い方が壁とメリハリが出ていいのではないかと思っています。

次回は、漆喰塗りをアップしていきたいと思います。

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