前回、肯定の種類が3つあるということを記載しましたが、今回はその1つ目「存在肯定」について記載していきたいと思います。
存在肯定
存在肯定は、言葉のとおりその人の存在そのものを認めるということです。誰でも当たり前のようにしているかもしれませんが、具体的には、
- 朝会った時に「おはよう」と挨拶をする。
- すれ違ったときに声をかける。
- ランチを一緒する。
- 目があったら、会釈する。
- 相手の目を見て会話する。
- 相手が話しているときに相槌を打つ。 等々。
いわゆる「挨拶」ですね。
どの国にでも挨拶言葉というものが存在します。
当たり前のように思えてそうでないこと場合もあります。
例えば、出勤直後から仕事に追われていて、部下が出勤しても忙しいから挨拶できなかった場合、相手の立場になるとどう思いますか?
部下は、「無視された。」と思うこともありますし、調度落ち着いたタイミングで出勤してきた部下には、挨拶したとして、その姿をはじめに出勤してきた部下が見たら、「嫌われている。」と思うこともあるでしょう。
存在肯定をまず初めに見直すとしたら、自分が部下に「挨拶」をできているかを確認しましょう。
「挨拶」は、部下への存在肯定になります。
もし、これができていない場合は、「挨拶」を明るく部下へ伝えることにより、モチベーションアップにつながります。
会社において、特に注意頂きたい場面が、新人スタッフの入社です。
入社日は、新人スタッフは、新しい環境で不安ばかりです。
新卒社員の入社では、入社式や研修等、同期もいるわけで、ある程度受け入れ体制がしっかりしている場合が多いですが、中途社員の場合は、経歴もあり受け入れ体制を重視しない場合があるのではないでしょうか?
新人の受け入れは、まず「存在肯定」をしっかり行うことが重要です。
入社して自分たちの仲間として今後働くわけですから、まずは同僚としての「存在肯定」を必ず行い、職場環境へのモチベーションを高めてください。
再度、存在肯定の具体例を記載しておきます。
存在肯定の具体例
挨拶する、名前を呼ぶ、相手を見る、相手と視線を合わせる、声をかける、うなずく、誘う、同意を示す、約束の時間を守る、握手をする、話を最後まで聴く、相談をする、相談にのる、誕生日を覚えている、誕生日を祝う、お土産を買ってくる、差し入れを入れる、人に紹介する、人から紹介される、役割を与える、役割を与えられる、拍手される、等々この中でも、誕生日を覚えるというのは、自分自身ものすごく苦手なのですが、組織をしっかりまとめる店長は、部下の誕生日を全員覚えていました。
皆さんはどれだけできていましたか?
まずは、自分のできる範囲でやってみてはいかがでしょうか?
次回は、行動肯定について記載していきます。
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